先日キングス界隈に衝撃が走りました。
According to a league source, the Sacramento Kings have picked up Keon Ellis’ option for this season. Barring an extension, he will be an unrestricted free agent at the end of the season.
— James Ham (@James_HamNBA) June 29, 2025
エリスにTOを行使したとのこと。
これによりエリスは来季オフに無制限FAになる可能性が出てきました。
いやー驚きましたね・・・TO破棄して新たな契約結ぶことが確定だと思っていましたので。契約額がいくらになるかなーと思っていました。今回はキングスの狙いをまとめます
なぜキングスはTOを行使したのか?
1. 🔹 超低コストで即戦力を保持(コスパ重視)
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今季の年俸はたった$2.3M。
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昨シーズンは80試合出場、3P成功率43.3%、1.5スティール/試合と、圧倒的なパフォーマンス。
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市場ではこのクラスであれば$10M〜$16M(RFA市場)になるケースもある中、2.3Mは破格。
2. 💼 キャップにゆとりを確保できる(編成の柔軟性)
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TO行使→契約維持により、今年のサラリーキャップにはほぼ影響なし。
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RFAにしてしまうと、市場から$10M〜$16Mのオファーが来た際にマッチできなければ流出するリスクあり。
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TO行使によって今年は安心して補強に動き 、来年2月以降の合理的延長交渉に焦点化できる戦略的選択 。
3. 🤝 他球団に高額で奪われるリスク回避
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ネッツのような高額オファーが可能な球団が、RFA期間中にオファーシートを提示する可能性がある
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TO行使によって他球団が脅威になる前に阻止。
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マッチ権を使えるBird権保持状態にすることで、チームが全額払う意思があるという意思表示にもなります。
📝 まとめ
理由 | 内容 |
---|---|
コスト | $2.3Mで即戦力確保 |
キャップ柔軟性 | RFAリスク回避&補強余力維持 |
市場対応 | 他球団による高額引き抜きを防止 |
延長準備 | 来年2月以降のFull Bird延長に備えて猶予あり |
この決断によりキングスは、今シーズンの戦力・キャップ・将来交渉までを含めた戦略的判断を行ったと言えます。上手くいけばですが。
今回のTO行使によるデメリットは?
① 来季終了後に完全FA(UFA)になるリスク
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TOを行使すると、2026年オフには制限のない完全FA(Unrestricted Free Agent)になる。
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→ RFA(Restricted FA)のようなマッチ権がなくなり、引き留めの余地がなくなる。
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特に、他球団がプレイスタイルやロールの魅力を提示した場合、移籍リスクが上昇。
② 延長交渉は2026年2月まで待たないと始められない
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TOを行使した状態では、延長交渉は2026年2月9日(CBAで定められたタイミング)まで開始できない。トレードデッドライン後となる可能性が高いです。
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その時点での市場価値が急上昇していれば、キングス側の交渉力が低下する。
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→ 他球団がエリスに対して「もっといい起用・金額」を匂わせてくる前に延長できないのは不利。
③ 大活躍すれば市場価格が跳ね上がる
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2025–26でオールディフェンシブ入り or 3P成功率42%超 & 出場時間増 などすれば、年$25M以上の選手になる可能性あり。
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→ フルバード延長ですら上限近くを提示せざるを得なくなり、サラリーキャップ圧迫要因に変わる。
📝まとめ
デメリット 内容 FA制御不能 2026年オフに完全FAとなり、マッチ権なし 交渉開始が遅い 延長交渉は2026年2月まで開始できない。TDL後濃厚 市場高騰リスク 2025–26で大活躍すれば、契約額が年$25M以上に膨らむ可能性
こんなところですかね。サラリー逼迫している現状ではキングス側のTO行使はメリットが大きいです。
2026年2月に延長契約を結んだところでサラリーキャップには来シーズンからなので、TDLかオフシーズンに
サラリーを調整できれば問題は無さそうです。
ただ、エリス流出の可能性が高まったのは事実。一刻も早く契約してくれることを心から望みます😂
GO!KINGS!!
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